本の紹介『採用学』

はじめに

 訪問看護師の採用を検討されている看護管理者さんは多いのではないかと思います。いい人がいないかを絶えず考え、あの手この手で募集者を増やそうとしている方も多いと思います。
 採用をしようと考えたときに、そもそも採用って何だろうか、という問いに出会ったときに役立つのが今回ご紹介する『採用学』です。... 続きを読む

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本の紹介『サーバントリーダーシップ』

リーダーシップってなんなのだろう

 みなさんが身近で知っている訪問看護管理者の仕事ぶりを思い浮かべたとき、彼・彼女はどのようなリーダーシップ発揮していましたか?メンバーをぐいぐい引っ張っていくタイプだったでしょうか。それともメンバーに支えられ助けられて仕事をすすめていくタイプでだったでしょうか。もしかすると他のタイプだったかもしれません。
 リーダーシップとは何かを考えたとき、一般的にぐいぐい引っ張っていくタイプを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。試みに辞書でリーダーという単語を調べてみてみると、「先頭に立ってみんなを引っぱっていく人。先導者。指導者。統率者」とあります。しかし、「メンバーに支えられて仕事をすすめていくタイプ」もリーダーとして組織をまとめて成果を出していることは多々あります。
 今回ご紹介する、サーバントリーダーシップは一般的なリーダーシップではないスタイルのリーダーシップについて書かれた本です。理論というよりは著者であるグリーンリーフが自らの職業人生とその思索の中で紡ぎ出したリーダーシップの持論です。573頁と長い本ですが、監訳者、スティーブン・コヴィー、ピーター・センゲらが本書に寄せたエッセイもあり、これらが著者の考えを現代に活かすためのヒントを読者に提供してくれています。... 続きを読む

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開催報告『第2回訪問看護管理者セミナー訪問看護のチームづくりのコツ」』

はじめに

 9/18(土)の13:00-13:45に「訪問看護管理者への役立ち」をコンセプトにオンラインでセミナーを開催しました。
 お忙しい中ご参加くださったみなさん、どうもありがとございました。
活発な議論が行われ、講師側も多くの気づきを得ることができました。... 続きを読む

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本の紹介『シュンペーター ー孤高の経済学者ー』

「イノベーション」という言葉を見たり聞いたりしたことはないでしょうか

 この言葉は20世紀の前半に活動した経済学者シュンベーター(1883-1950)によって初めて定義がされたと言われています。「イノベーション」は彼の経済理論の重要な要素として使われており、現代においては経営学の分野で使われる言葉となり、日常生活においてもニュース等で聞くこともあるのではないかと思います。
 私は訪問看護管理者は「イノベーション」を起こす存在であると考えています。では、そもそも「イノベーション」とはなんなのでしょうか、そして誰が起こすものなのでしょうか。そんなことを考える時、本書は非常に有用であると思います。シュンペーター自身がドラマチックな人生を歩んでいるので、本書を物語として読んでも面白いと思います。... 続きを読む

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本の紹介『研修開発入門ー会社で「教える」、競争優位を「つくる」』

はじめに

 複数の拠点がある訪問看護ステーションの管理者さんは、自社内の研修の講師になることがあったりするのではないでしょうか。今回ご紹介する、研修開発入門ー会社で「教える」、競争優位を「つくる」は、そんなときに役立つ本です。... 続きを読む

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ケース『新人訪問看護師をどのように育成するのか』

概要

 東南病院の在宅部門の責任者である木村は入社年次の短い職員の退職が続くことに頭を悩ませていた。退職した看護師の教育を担当していたプリセプター、訪問看護事業在籍1年目の看護師、同じ在宅部門にある居宅支援事業の主任などから意見を聞くことで、今後の新人訪問看護師の育成体制構築をどのようにしていくかについて検討を進めていた。来週の会議までに方針を決めなくてはならなない。
 「訪問看護師を育てるのって本当に難しいわ」
 木村の口から独り言がこぼれた。... 続きを読む

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