本の紹介『最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル』

 自ステーションの問題を解決するために色々な取り組みをされている訪問看護管理者の方は多いと思います。そして、その問題解決がうまくいかずに悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 今回ご紹介する本書は、問題解決がなかなかうまくいかないのはその解決しようとしている問題が「技術的問題(テクニカル・プログラム)」ではなく「適応課題(アダプティブ・チャレンジ)」ではないかと述べ、この「適応課題」を解決するためのツールや戦略を紹介しています。... 続きを読む

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本の紹介『恐れのない組織-「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』

はじめに

 看護師は病棟においても在宅看護においても、チームで協働して患者さん・利用者さんのより良い生活を守っています。そこで、今回は「どうしたら良いチームが作れるのか」という管理者が常に頭を悩ませるテーマに関する『恐れのない組織-「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』という本をご紹介いたします。... 続きを読む

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本の紹介『経営者に贈る5つの質問 第2版』

はじめに

 訪問看護管理者の方々は日々の業務に追われる中で、自分の仕事の”そもそも”を考えたくなるタイミングはないでしょうか。そうしたときに、”そもそも”は曖昧でどこから考えればよいのかわかりにくいことが多いと思います。
 こんな時に優れた問いかけがあると非常に考えが進めやすくなります。今回ご紹介する本はその優れた問いかけを提供してくれる本になります。... 続きを読む

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本の紹介『サーバントリーダーシップ』

リーダーシップってなんなのだろう

 みなさんが身近で知っている訪問看護管理者の仕事ぶりを思い浮かべたとき、彼・彼女はどのようなリーダーシップ発揮していましたか?メンバーをぐいぐい引っ張っていくタイプだったでしょうか。それともメンバーに支えられ助けられて仕事をすすめていくタイプでだったでしょうか。もしかすると他のタイプだったかもしれません。
 リーダーシップとは何かを考えたとき、一般的にぐいぐい引っ張っていくタイプを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。試みに辞書でリーダーという単語を調べてみてみると、「先頭に立ってみんなを引っぱっていく人。先導者。指導者。統率者」とあります。しかし、「メンバーに支えられて仕事をすすめていくタイプ」もリーダーとして組織をまとめて成果を出していることは多々あります。
 今回ご紹介する、サーバントリーダーシップは一般的なリーダーシップではないスタイルのリーダーシップについて書かれた本です。理論というよりは著者であるグリーンリーフが自らの職業人生とその思索の中で紡ぎ出したリーダーシップの持論です。573頁と長い本ですが、監訳者、スティーブン・コヴィー、ピーター・センゲらが本書に寄せたエッセイもあり、これらが著者の考えを現代に活かすためのヒントを読者に提供してくれています。... 続きを読む

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本の紹介『マネージャーの最も大切な仕事 95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』

はじめに

 看護師が経験から学ぶにはリフレクションが重要であるということを以前blogで取り上げました。そして前回のblogでは、経験からよく学ぶにはリフレクションだけではなく、ストレッチとエンジョイメントも大切であるというということを紹介しました。
 今回は、訪問看護管理者(マネージャー)が自ステーション(チーム)の生産性や創造性を向上させるには、具体的に何をすべきかについて書かれた本を紹介します。... 続きを読む

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