本の紹介『訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル第4版』

目次

 2021年9月末に待望の第4版が出版されています。すぐに注文し早速手元に届きましたので本の紹介として載せたいと思います。

訪問看護ステーション運営に関わる人必携

 本書は日本訪問看護財団が監修して日本看護協会出版会より出版されています。2016年の第3版から5年たち、2回の診療報酬改定と介護保険改正を踏まえた内容になっています。また、内容も訪問看護ステーションの市場動向、開設までに準備しておくこと、開設時の申請書類、会社組織として決めておくべき規定類、経営や税務、請求業務などステーション経営に必要な知識を一通り網羅したものとなっています。

活用方法

 特に本書をお勧めしたいのは、これから訪問看護ステーションを立ち上げたいと考えている方です。前述の通り、訪問看護ステーションの立ち上げ時に必要な内容がかなり具体的に記載されているため本書を元にやるべきこと、考えておくべきことを整理すると良いのではないでしょうか。

 加えて、これから立ち上げという方だけではなく現在訪問看護ステーションのより良い経営・運営を目指す方にとっても、人材育成や安全管理等を見直すきっかけとなります。

 実務としては、都道府県や市町村による介護サービス事業所への実地指導対策のため、運営規定や各種申請類や訪問看護の評価等についてを見直すためにもとても参考になると思います。

まとめ

 本書は、訪問看護ステーションを経営・運営するにあたり役に立つ内容が一冊にまとまっている本だと思います。立ち上げを考えられている方は立ち上げコンサルティング会社等に依頼をする前に一読されるのを、すでに経営・運営されている方は巻末の大規模化等の事例を参考にされるのをお勧めします。

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